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森町いろいろ

今月は遠州森町での本番が2回ありました。

一つは森小学校での出張演奏。もう一つは天宮神社観月祭での奉納演奏。


森小学校では、6月のコンサートに参加することができなかった小学生に、ようやく演奏を聴いてもらうことができました。

小学校も、学校として子どもたちが演奏を聴くことは初めてとのこと。6月のコンサートと同じように演奏に合わせて歌ったり、6月にはできなかった、打楽器でリズムを取ったり、すぐ近くまで来て聴いてもらったり。


驚きの顔とキラキラした眼差しはカンボジアの子どもたちと同じでした!

子どもたちがこれからの人生の中で、もっともっとたくさんの素敵な驚きと感動に出会えますように。


演奏後には、校長先生や森町教育長、森町長ともお話しをさせていただき、教育のこと、町のことなど、貴重なご知見を賜ることができました。

子どもたちにもっと音楽や芸術に触れてもらう機会がほしい、とみなさま口を揃えて仰られて、豊かな伝統文化を持つ森町でも、芸術体験の機会が限られているという事実は驚きでした。


県の文化政策審議会でも子どもたちの芸術体験の充実を掲げていて、地域による体験の差を埋めることが課題となっています。

オーケストラなどの迫力ある大所帯でなくても、室内楽やソロだって心に残る体験はできるはず。むしろ今回のように、すぐ近くで息遣いまで感じてもらうような聴き方などは、ソロや少人数だからこそできるとも言えます。

色々な形で子どもたちに音楽を届けられるように願いますし、提言もしていきたいと思います。


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もう一つの本番は、昨年にもお呼びいただきました天宮神社観月祭。

昨年は土砂降りだったため拝殿での演奏となりましたが、今年は雨ながら何とか舞殿で演奏させていただくことができました。 雨といっても、天宮(あめのみや)なので恵みの雨。雨音とともに演奏を奉納いたしました。


今年は教え子の鈴木晶子ちゃんにも友情出演いただき、数曲共演。楽しかった!

何より、連綿と続く舞楽を奉納する神聖な舞殿での演奏は格別でした。


大分秋らしい風が吹くようになってきて、自然を感じにまた森町に行きたくなっているところです。

演奏当日は慌ただしくて境内の散策はお預けとなってしまいましたので、またゆっくり、秋の神社にお参りに伺いたいなあ。


みなさまにも秋の森町散策、これからの紅葉や、森の祭り、季節の美味しい恵みなども、ぜひ堪能されていただきたいなと思います!






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