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天上の奏楽

静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」で開催中の、「天上の奏楽〜羽衣の音楽を想像しよう〜」展に行ってきました。


能の「羽衣」では、天女が天上の楽「霓裳羽衣」に合わせて舞いますが、この楽を奏する楽器はどのようなもので、どのような音楽が奏でられていたのか、敦煌莫高窟の飛天の壁画をもとにして、天人が演奏していた楽器の復元品を展示するという企画展です。


この天上の楽というのは、シルクロードから唐を経由して伝わったもので、実は天平楽府が演奏している音楽そのもの!

同じ市内で同じ時期になんというシンクロ、と思い、天平楽府静岡公演のご案内もさせていただきました。


一緒に写ってくださったみほしるべの山田祐記子さんは、クラリネットを吹いていたところから木に興味が湧き、樹木医の資格までお取りになったそう!

松保護士でもあり、三保の松原の保護にも携わっている、世界遺産の守りびとなのです。なんてかっこいい。。



みほしるべは初来館でしたが、展示を見ていくと、松原と海と富士山が信仰の対象となり、さまざまな思想の源泉となってきたことなど、日本人の古来の心のありようを知ることのできるものでした。


企画展も、見る人がそれぞれに、きっと天上の楽はこういう響きなんだろうな、と思えるような、想像力を掻き立てられる工夫がたくさん。

復元楽器は浜松市楽器博物館からやってきたそうで、これまた偶然にも、楽器博物館でも琵琶展を開催しています。

静岡県内、琵琶祭りですね!


みほしるべと楽器博物館のどちらか、またはどちらもご覧になって、天上の響きを想像しながら天平楽府の公演にお越しいただくと、復元楽器の奏でる音色がいっそう感動的に聞こえてくるのではないかと思います。


天平楽府が演奏する楽器もまた、正倉院にて1300年間守り伝えられている宝物楽器の数々を、数十年の歳月をかけ細部まで精巧に復元しよみがえらせた、それは美しい楽器です。

いらした方はぜひ、間近でご覧になってみてくださいね。



みほしるべでは、いまここにない世界への旅を堪能して、心のエネルギーをお土産にいただいて帰りました。


今度は天上の奏楽を再現する側にまわります。いらしてくださる方に心のエネルギーを存分に受け取っていただけるよう励みます。