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静岡県立大学特別公開講義「音楽と人類史」Ⅱ

更新日:2020年4月23日

ムセイオン静岡「世界の文化遺産」特別公開講義「音楽と人類史」全2回、2回目も無事に終わりました。

2回目は無伴奏フルートのレクチャーコンサートと、カンボジアでの音楽教育活動についての講義をさせていただき、今回も学生・一般聴講合わせて多くの方にいらしてくださり有り難い限りです。


講師を務めさせていただくことで、人前で喋るために勉強し直したり新しい知識を入れたりと、改めて学べたことも多く、貴重な機会をくださいました県立大学ムセイオン講座の先生方、本当にありがとうございました。拙い講義でしたが、フルート、笛という楽器に興味持ってもらうことと同時に、音楽が人類と共に辿ってきた歴史から哲学的・美学的な思索を始めたり、カンボジアの子供たちのために何ができるか考えたり、芸術それ自体の価値の他に社会において必要である意味を考えたり、というようなきっかけになってもらえていれば何よりも嬉しく思います。


私たち演奏家は自分の演奏に矜恃があればあるほど腕一本で音楽を伝えていこうとするし、語り得ないところに音楽の本質があることもよくわかるけれど、言語化できる部分をできるだけ言葉にすることで音楽を伝えていくということも本質に到達するための大事な過程であるということを、聴講していただいた方の反応やアンケートを拝読させていただき改めて感じさせられました。演奏でも講演でも、ステージに立ってみると、聴く人の感情や想いがより大きなエネルギーになって戻ってきて、与えるよりも貰うものの大きさをいつも感じています。


人は与え合いたいと思うからこそ、人を欲するのかな。と、音楽のこと、人類のこと、カンボジアのことなどを考えていたら、ふとそんな思いが湧き上がってきました。