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11月後半も色々と

気がついたら12月。11月は駆け抜けるように過ぎていきました。


11月9日のリサイタルの後は、アンサンブルイベント運営(+レッスンと演奏)、公開レッスンのアレンジ(+通訳)、他大学での特別講義(+演奏)と、毎週の異なるお仕事に、ようやくコロナ前に戻ったような、充実した芸術の秋・学問の秋を過ごしています。


12日のアンサンブルイベントでは、指導もして、演奏にも加わってとなかなか忙しい時間でしたが、アマチュアのフルート吹きの方々の、お仕事をしながらフルートを続ける情熱と時間のやりくりに感嘆し、大きなエネルギーをいただいて帰ってきました。


21日は勤務先の常葉短大の公開レッスン。元ウィーンフィルハーモニー契約奏者のザビエル・ラックさんをお招きして行いました。

私は急遽通訳も。でもとても綺麗な英語で喋ってくださったので、下手な通訳なしでもきっとみなさんご理解できたと思います。


レッスンでは、音楽は何よりも息であると、とにかく息遣いの重要性をこれでもかと吹いて示してくださり、ああヨーロッパの音楽だなあと、留学時代を思い出して懐かしくなりました。私ももっと、演奏に指導に頑張ろう。


気さくでチャーミングなお人柄も素晴らしくて、皆あっという間にファンになりました。レッスン後の食事でも話に花が咲いて咲いて。またお会いできることを楽しみにしています。


それから29日、特別講義の講師として招いてくださった愛知学院大学では、シルクロードから正倉院へ〜古今の楽器と音楽を知る〜」というテーマで、講演と演奏をさせていただきました。

共演は中国笙の銭騰浩さんと、中国琵琶の鮑捷さんにお願いして、美しい響きを聴かせていただきました。


講義+演奏という形は脳をフル活用するからか、終わった後は演奏会以上に抜け殻になってしまうのですが、多くの学生さんのほか一般聴講の方にもお越しいただき、質問をいただいたり、演奏後に楽器に集まるお姿に関心の高さが窺えて、頑張った甲斐があったと嬉しく思いました。


大学のキャンパスのなかは、美しい紅葉とキリッとした空気に囲まれてとても気持ちのよい空間でした。

一年ぶりの名古屋滞在で、音楽仲間の親友と会えたり、美味しいものをたくさんいただいたことも嬉しかったなあ。


これら本番の合間には、通常の大学勤務と、12月の生徒たちとの演奏会のリハやレッスンが毎週。

もちろんもっとご活躍されている人たちはこの時期、私とは比較にならないほど多忙だと思います。


決して要領がいいわけではない私が、フルートを吹き、横笛を吹き、レッスンし、講義をし、マネジメントをするのは、自分で選んだとはいえ楽しくも険しい道のりだなと思うこともありますが、その分、その道の過程でしか出会えない景色や人に恵まれることが、苦楽を超えて、ただただ有り難い人生だなと実感しています。


そしてやっぱり何事も身体が資本!少しでも長く現役でいるために何ができるかを考え始める年代になってきました。

運動と栄養と休息を大切に、日々丁寧に過ごしていけたらと思います。


寒さも増してきて、巷では体調を崩す人が多いようです。どなたさまもどうぞ健やかにお過ごされますように。




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