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カンボジア② クリスマスに想う

クリスマスの今日、海外の友人たちがどのように過ごしているのかなと想像しながら、カンボジアの子どもたちのことに思いを馳せていました。


今春のカンボジアではリサイタルの後、いつもの支援校と地方の孤児院を訪問しました。

支援校では、学校に着くと至るところからリコーダーの音が聞こえてきました。練習でなのか楽しみでなのか、昼休みや放課後に吹いていて感動…!(持ち手が逆だったりするのはご愛嬌)

娯楽が少ないカンボジアで、My楽器を持てること、いつでも吹くことができることは、日本にいるとなかなか想像がつかないですが、相当に嬉しいことなのだろうなと感じます。

この学校で音楽教育に関わり足かけ9年、現地の経営陣と指導陣の理解と努力の賜物で、ようやくここまで来ることができました。


孤児院では、子どもたちはもちろんのこと、先生方にも音楽を聴いてもらうことができて嬉しかったです。というのも、本当に心から音楽を楽しみ感動してくれたから。

ある先生は、「子どもの時に大病をして、(治療として)枕元でケーン(笙)をずっと吹いてもらっていたんだ。その音を聞いていたら悪いものがどこかに行ってすっかり元気になったんだ。音楽には大きな力がある。今日もそれを感じたよ!」と熱く語ってくれました。


また、昨年カンボジアの大学生たちとのミーティングで、将来どうなりたいか聞いたときには、みな一様に、カンボジアの将来のためになる仕事に就きたいと答えていたのが印象的でした。

もっと個人的な望みはないの?と聞き返すも、個人の望みと社会のためとが一体化しているようで答えに困っていて。その姿にカンボジアのリアルが垣間見えて、感動とともに切なさを感じた思い出も。


未来の可能性が無限にある世界に皆が住めるようにと願います。出会った全ての人たちが、クリスマスの温かさに包まれますように。


 
 
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