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古典調律の世界

更新日:2020年4月20日

芸大の博士課程を同時期に修了した、ピアニストの後藤友香理ちゃんのリサイタルで共演させていただけることになり、初合わせをしてきました。

「古典調律の世界」と題したこのリサイタルでは、平均律と古典調律のピアノを2台用意して聴き比べをしてもらうという、素晴らしく意欲的な企画です。


私はバッハとデュティユーでご一緒しますが、今回バッハをキルンベルガー調律のピアノで合わせてみたところ、平均律と比べて、協和音はより美しく、不協和音はよりデモニックに聴こえ、半音階進行などは本当に苦難の歩みに聴こえてくる!

チェンバロではなく、いつも平均律で聴いているピアノだからこそ音律の差が顕著に感じられる気がします。完全な純正律でもないので音程のはめ方が難しいのですが、古典調律のハーモニーの美しい彩りを感じてもらえるような音楽ができたら、と思い練習しています。


バッハとデュティユーという硬派な作品をどこまで煮詰めていけるか、友香理ちゃんに助けていただいて精一杯演奏します。バロック演奏法も改めて勉強しています。当日はピアノソロのバッハ、シューマン、ドビュッシー、ベルクを聴けるのも楽しみ。

貴重な機会、たくさんの方に聴いていただけますように。