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2月のこと②

2月のもう一つのトピックは、大学の生徒さんたちとのこと。


大学の授業が1月末に終わり、後期試験を終えてから新学期までの春休み中、卒業・修了演奏会の出演者とホームレッスンに来る人以外とはしばしのお別れ。

ですが、今年は春休み中も会える機会が多くなりました。


まずは2月13日に行われた大学でのフルート公開レッスン。公開レッスンは演奏コースに学生が在籍するときのみ開催されます。

今年はフルートに在籍者がいたため、大学時代から素晴らしい演奏家だった後輩の上野由恵さんをお呼びしました。由恵さんHPはこちら→


由恵さんのパワフルでユーモアに満ち溢れたレッスンに、生徒たちも聴講の方々も、そして私たち教員も、音楽がますます大好きになり、幸せな実りある時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました!

大学時代、お互いの家に行ったり、よく集っていた仲間の一人でもある由恵ちゃん。帰京までのしばしの間、積もる話がありすぎてお互いに喋りまくりながらの食事もとっても楽しかったなあ♪近いうちにまた会えますように。


それから、もうひとつ別のお話。

後期試験の後、生徒の一人から「演奏時に震えが来てしまう」という相談を受けました。

これは早めにどうにかしないと!と、私がパーソナルレッスンを受けている4スタンス理論マスター級トレーナー高瀬麻衣子先生にみていただくことにし、レッスンに同行してきました。


少し前からフルート界で話題になっている4スタンス理論。私も自分自身のコンディショニングのために数年前にプレイヤー級トレーナーの資格を取りました。


プレイヤー級トレーナーではまだ人に教えることができないヒヨッコなので(それほど複雑かつ経験値が必要な骨理学の理論なのです)、フォームひとつにしても体を知り尽くしたマスター級の高瀬先生からご指導を受けると、骨や関節のミリ単位の動きまで見えているのではないかというほどのご指摘があってびっくりします。


演奏フォームの改善と変化に取り組みはじめて数年経ちますが、まだまだ奥は深い…この話はまた書きたいと思います。


さて、この生徒さんですが、普段のレッスンでも身体の使い方をみていると無駄な力が入っているようだとわかるのですが、彼女の(本来の身体の使い方による)タイプが分からないと間違った指導をしてしまいます。

ましてや教則本通りの姿勢を取るなんてもってのほか。これは 4スタンス=骨理学を学んで本当によかったと思っています。


高瀬先生にタイプチェックをお願いし、そのタイプに合った身体の動かし方をご指導していただくと、彼女の動きと、何より音がみるみる変わっていって本当にびっくり!!


彼女は先日行われた卒業演奏会の出演者に選抜されていて、もうそれは別人のように柔らかく伸び伸びとした音をホール一杯に響かせていました。

これが本来の彼女の音楽なんだなあ、と思ってうるっときてしまいました。


4スタンスのレッスンのことは高瀬先生のブログにも載せていただきましたのでぜひご覧になってください→

私もマスター級まで頑張ろうかなあ…!


多くの音楽的な刺激や情報を得るためには、ちょっと足を伸ばすことが必要な時もある静岡ですが、ほどよく都会で自然の多いこの地で、静寂に身を包み自分を深めていく時間を取ることができるのも、土地からの貴重な恵みです。

良い笛が作れそうなほど真っ直ぐに育った竹のような生徒たち、ますますいい学びができますように。


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常葉大学短期大学部音楽科は、静岡県内で唯一の音楽大学として多くの演奏家や音楽教育関係者を輩出しています。

学生に対する教員数の比率が大きく、きめ細やかな教育が評価されており、開学以来地域との繋がりも強く社会で活躍できる人材を育てています。


常葉大学短期大学部音楽科では、進学を希望する、または音楽に興味を持っている高校生に向けて、定期的に実技体験レッスンを開催しています。

本学講師陣から無料でレッスンを受けることができるこの機会をぜひご活用ください。たくさんの出会いを楽しみにしています。


育ててくれた静岡の地への恩返しとして、これからも全力で未来ある若者を応援していきたいと思います。


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