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正倉院展での演奏

第74回正倉院展。

今年の正倉院展には呉竹笙が出展されていて、この復元楽器を吹く銭騰浩さん、螺鈿紫檀五絃琵琶を演奏する邵容さん、天平楽府主宰の劉宏軍先生と、開催前日の内覧会にて演奏をしてまいりました。演奏の模様はこちらから少しだけご覧になれます。


演奏後は展示を拝見させていただきましたが、笙のほか、どう見ても東洋系の顔ではない呉公の伎楽面や、色褪せてもなお鮮やかな極彩色を残す服飾や調度の宝物を見ていると、当時の奈良はきっと想像よりもずっと国際的で煌びやかな都市だったのだろうなと思わされます。


そんな国際色豊かな時代の音楽を再現する私たち天平楽府も日中韓のメンバーで、中国や韓国の奏者たちの大陸的な伸びやかさとダイナミックな音楽性にいつも刺激を受け感化されながら演奏しています。


当時の奈良やシルクロードの各地域でも、きっとそのような驚きと喜びに溢れた文化交流がそこここで起こっていたのだろうな。


天平楽府は正倉院展最終日の11月14日にもまた、奈良国立博物館講堂にて、日中国交正常化50周年記念公演を行います。

チケット販売開始はもう少し先とのことですが、個人的に予約をお受けすることが可能ですので、ご興味ある方はメッセージにてお知らせくださいませ。


奈良国立博物館正倉院展

日中国交正常化50周年記念公演

「正倉院楽器の復刻彩響」


奈良国立博物館・中華人民共和国大阪総領事館共同主催


2022年11月14日(月) 奈良国立博物館講堂

開場17:00 開演17:30 終演18:30予定

入場料1,500円


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