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歴史博物館トーク&演奏

静岡市歴史博物館グランドオープン。

博物館構想から30年、この晴れの日は文字通りお天気にも恵まれました。


記念式典には静岡市長や議員の方々のほか、上川陽子元法務大臣や徳川家第19代当主徳川家広さんらがご列席され、オープニングにフルートの演奏を仰せつかりました。


続く内覧会を経て、いよいよ午後にグランドオープン。開館前には長蛇の列ができていました。


館内では宮田まゆみさんの笙の演奏など豪華なオープニングイベントのなかに混ざって、中村羊一郎館長とアナウンサー小沼みのりさんと私との歴史トーク「歴博から静岡の未来を語る」、そして戦国時代の道の遺構のなかでのフルート・田楽笛・篠笛の演奏を組み込んでくださいました。


私にとってもどれも初めての依頼内容ですが、博物館としてもこの日の全てが初めてのこと。

海外で演奏するときのようにあらゆるリスクを想定して、どんなことがあっても何とかなるようにそれぞれ複数パターンを準備しておきました。


結果、式典ではどソロ&VIPと報道カメラの多さにビビりまくり、トークでは地元愛を熱く語りすぎてかなりの個人情報を晒しながら笛の歴史と静岡の文化を真面目に語り、演奏では初めて使うループマシンにヒヤヒヤした、頭の切り替えと感情のコントロールが鍛えられた一日となりました。


お聴きくださいましたみなさま、ありがとうございました。楽しんでくださいましたら幸いです。


トークでは中村館長のお話と小沼さんの進行に気持ちよく乗せていただき、演奏では現場のみなさまの機転や対応力に助けられました。

どうにか無事に終わったのはご一緒しました方々の人間力の賜物です。お世話になりましてありがとうございました。


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この日の夕方のテレビは各局揃って歴史博物館オープンのニュースを取り上げていましたが、NHK静岡放送局では式典の模様を伝えるなかに私の演奏シーンを入れてくださいました。

しかも記者さん自ら選曲の理由をお電話いただき尋ねてくださり、そのテロップまで。


選曲に意図があるのではと思ったことや曲に込められた想いを尋ねてくださったこと、コンサートでもない数分間の演奏に対して、そんな風に音楽への関心を持ちながら聴いてくださる聴き方がとても嬉しかったです。

放送アーカイブはこちら。ご覧いただけましたら幸いです。


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博物館の展示はトークのために事前内覧会に参加して、学芸員の方にご懇切に対応いただきながらじっくりと拝見しました。

展示も建物も、どちらも素晴らしいです。機会がありましたらぜひ見に行かれてみてください。


今年初の舞台が、土地やご先祖さまと関わり深いものであることに感謝しながら、今年一年、様々な場所でみなさまと音楽をご一緒できますよう日々精進いたします。


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