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2月の子ども園、3月のミュージアムコンサート

コンクールと試験審査、本番、そして幾つもの同時進行のデスクワーク、とマルチタスク月間で息つく暇もなかった1月でしたが、2月に入り少しずつタスクが減ってきてほっとしています。


2月初旬には、アイワ文化福祉財団の「音楽の花束」アウトリーチ事業で、こども園での演奏を行ってきました。


小さい子どもたちの前で演奏するのはカンボジア以来。子どもたちが飽きないように、歌ったり手を叩いたりするような曲も入れてプログラムを工夫しました。


伴奏者なしの依頼だったので、音源を作って、スピーカーを購入して持って行って。

機械音痴の私はこれが一番大変でした。でも、この先も同じようなご依頼が続くので、早めに慣れておけてよかったかな。


子どもたちの反応はというと、園長先生が驚くほど、音楽的な曲はじーっと静かに聴いてくれて、歌やリズムは全力で楽しんでくれて、そのまっすぐな心に涙ぐみながら一緒に音楽を楽しみました。


アイワ文化福祉財団は、アイワグループが母体の財団で、地域の文化と福祉の向上に寄与することを目指されています。

2020年、緊急事態宣言の後、演奏会なんてまだまだ開けるような空気ではなかったなかで、演奏のご依頼をいただき、「こんな時こそ、音楽の力が必要です。」と仰ってくださいました。


こういう企業精神をお持ちの会社が静岡にあることを心から誇りに思います。今回もお声をかけていただき、本当に光栄でした。


さて、今日から1ヶ月ほど、待ちに待った4年ぶりのカンボジアへ行ってきます!

1ヶ月も日本を離れるため、その間の仕事を前倒しで頑張っていたら、SNSを更新する時間が全くなくなり、今ようやく、機上でこのブログを書いている次第です。

カンボジアのことについては、長くなるので次のブログで詳しく書きます。ご覧くださいましたら嬉しいです。


ここでは、帰国後のコンサートのお知らせを。

3月24日(日)、藤枝市郷土博物館・文学館にて、ただいま行われている特別展「黒井健絵本原画展」に合わせて、スプリング・フルートコンサートを開催いただきます。詳細はScheduleページのチラシをご覧ください。


黒井健さんの絵は、「ごんぎつね」や「手袋を買いに」をよく読んでいたので、その暖かく優しいタッチに親しみを感じていましたが、そのなかでも私の一番は、「ミシシッピ」という画集。

実家にサイン入りのこの画集があったのですが、どのページも本当に美しく、ファンタジーに溢れていて、ずっと部屋に飾っていました。


今も大切に持っているほどお気に入りなのですが、今回のご依頼を下さった会館の方曰く、

「ずっと古川さんにお願いしようと思っていて、今回黒井さんの絵が来ることになって、これはフルートにぴったりだ!と思って。」と仰ってくださって。


私も、画集を持っているほど好きだということをお話しすると、お互いに、まさにご縁ですね、と。

小さい頃に経験したことや、願ったり思ったりしたことが形を変えて巡ってくるというような、ご縁の巡り合わせということを、つい最近書いたばかりなのですが、今回もまたそのことを強く感じることとなって、巡り合わせとは、自分と他人との関係の中だけでなく、自分の中だけでも、こうして自分の過去から未来へとも巡ってくるものなのだな、と思ったのでした。


そんなご縁をいただいたこのコンサート、カンボジアから帰国後すぐですが、黒井さんの絵に合うような曲を演奏したいと思います。

こちらの会場でも伴奏は音源となりますが、こども園で使ったスピーカーがここでも頑張ってくれるはず。ソロの曲も演奏する予定です。


会館の目の前の、春の蓮華寺池を散策しがてら、多くの方にいらしていただけましたら嬉しいです。













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